VicOne、世界最大級の自動車サイバーセキュリティコンテスト国内大会「Japan VCC 2025」を10月3日(金)に開催

2025年9月17日
VicOne、世界最大級の自動車サイバーセキュリティコンテスト国内大会「Japan VCC 2025」を10月3日(金)に開催

~経済産業省の担当者が登壇、自動車サイバーセキュリティ人材育成に向け産官連携を強化~

トレンドマイクロ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 (CEO) エバ・チェン)の子会社で、自動車向けサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーであるVicOne株式会社(ヴィックワン、東京都新宿区、最高経営責任者(CEO)マックス・チェン)は、実践型CTF(Capture the Flag)形式による世界最大級の自動車サイバーセキュリティコンテスト「VCC (Vehicle Cybersecurity Competition) 2025」の国内大会「Japan VCC 2025」を10月3日(金)に開催します。

(「Japan VCC 2025」特設ページ:https://vicone.com/jp/vehicle-cybersecurity-competition

また、「Japan VCC 2025」には、経済産業省の担当者様のご登壇を予定しています。VicOneは同省が推進する「モビリティDXプラットフォーム」の趣旨に賛同し、本大会の開催を通じて安全・安心なモビリティ社会の実現に寄与していきます。

「VCC」は、自動車のセキュリティ領域における課題に挑戦することで、参加者の実践的スキルを評価・向上させると同時に、次世代の人材育成と業界連携の促進を目的とした国際的なイベントです。本年は、2025年8月1日(金)に日本国内プレイベント「VCC 2025プレセッション」を、8月22日(金)~9月1日(月)に自動車サイバーセキュリティのスキルを競うCTF形式のグローバル大会「Global VCC 2025」を開催し、10月3日(金)には日本国内大会として、チーム戦のCTF形式コンテスト「Japan VCC 2025」を開催します。

VicOneは、経済産業省が推進する「モビリティDXプラットフォーム」の趣旨に賛同しており、同省の担当者様にご登壇いただき、ご挨拶を賜る予定です。経済産業省では、社会全体のデジタル化を支えるセキュリティ人材の育成施策を積極的に展開しています。当社は、本大会を通じて国が推進する人材育成に貢献するとともに、今回国内大会で大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専門学校の学生を対象とした「学生参加枠」を設け、広く参加者を募集することで、自動車サイバーセキュリティ人材の裾野拡大を目指します。

「Japan VCC 2025」(国内大会)開催概要

【イベント名】Japan VCC 2025
【開催日程】2025年10月3日(金) 9:00~19:00
【形式】オンサイト開催/チーム戦
【会場】ビジョンセンターグランデ東京浜松町(東京都港区芝大門1-13-9)
【内容】

  • 開会式
  • 競技:自動車サイバーセキュリティ関連の問題15問(ハードウェア関連の問題も含む)
  • 表彰式
  • 参加者および自動車業界・関連団体関係者が参加の懇親会

【参加者】

  • 「Global VCC 2025」日本上位入賞者チーム
  • 自動車関連企業チーム
  • 学生チーム

【募集対象】以下3カテゴリのいずれかに該当する10チーム(1チームは最大5名まで、1名のみでのチーム編成も可能)

  • 「Global VCC 2025」日本上位入賞者チーム
    各自でチームを編成いただき、参加
    ※個人での参加も可。チームメンバーは業界や職種の制限なし
  • 自動車関連企業チーム
    自動車に関連する企業へお勤めの方
    ※複数の企業から参加の混同チームも可
  • 学生チーム
    大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専門学校の学生

【副賞】第1位:20万円、第2位:10万円、第3位:5万円
    ※副賞は「現金」または「Amazonギフト券」のいずれかを選択いただけます

【後援】一般社団法人Japan Automotive ISAC、株式会社ティアフォー、トヨタ自動車株式会社
      ※50音順

【特設サイト】https://vicone.com/jp/vehicle-cybersecurity-competition

【お申込みフォーム】 

■Global VCC 2025 開催結果とハイライト(オンライン/8月22日~9月1日)

VicOneと、自動車サイバーセキュリティのエンジニアリングに強みを持つBlock Harborは、実践的なCTF形式でグローバル大会を共同開催しました。初参加の方から業界のプロフェッショナルまで、約500名がスキルを磨き、コネクテッドカー/SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の安全な未来づくりに貢献することを目指しました。

主な出題テーマ

  • 旧来の防御システムの解読
  • 悪意あるファームウェア上書きに対する防御
  • 特定ECUから車両全体への横展開(ラテラルムーブメント)
  • 最終防衛線となる署名・鍵の保護
  • CAN(Controller Area Network)メッセージの異常検知
  • 暗号化CAN通信の復号
  • リバースエンジニアリングによる攻撃者手口の理解
  • TARA(脅威分析・リスク評価)ツールの使用および脅威モデリングの活用

参加者はBlue Team(防御側)とRed Team(攻撃側)に分かれ、こうした現実的な攻防シナリオを通じてコネクテッドカー/SDVに対する最新の攻撃と対策を体験的に学べるのがVCCの特長です。本成果を踏まえ、国内大会「Japan VCC 2025」でも、チーム戦での高度な出題を予定しています。

VicOne 最高経営責任者(CEO)マックス・チェンのコメント

「自動車産業は今、世界中でサイバーセキュリティ人材の不足が深刻化する中で、既存車両を守りながら新たなSDVへの対策も同時に求められるという、二重のサイバーセキュリティリスクにも直面しています。私たちは、グローバルなサイバーセキュリティコミュニティのリーダーとして、次世代の自動車セキュリティを担う人材の育成を支援する責任を強く感じています。今回の「Global VCC」ではBlock Harborと連携し、将来起こり得る攻撃シナリオをリアルに体験できる課題設計にこだわりました。参加者の皆さんがこのシナリオを直接体験し、次世代の防御者に必須となるスキルを磨く場となったと確信しています。」

■「VCC 2025」について

VicOneは昨年、経済産業省主催の初の自動車分野に特化したCTF「Automotive CTF Japan」を企画・運営し、多くの方々にご参加いただきました。今年はその取り組みをさらに発展させ、名称を「VCC (Vehicle Cybersecurity Competition)」と刷新し、世界中の自動車サイバーセキュリティに興味を持つ皆様が参加できる機会を提供しています。

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